研究発表一覧

つねに新たな分野へ積極的に取り組み世界の学術的な場で高い評価を獲得

日本色材は、よりよい製品づくりのために日々研究開発を行っています。その研究の成果を、2年に一度、世界の主要都市で開催される化粧品技術者の学術大会(「IFSCC」「ASCS」)で発表し、世界から高い評価を得ています。

  • IFSCC = International Federation of the Societies of Cosmetic Chemists(国際化粧品技術者会連盟)
  • ASCS = Scientific Conference of Asian Societies of Cosmetic Scientists(アジア化粧品技術者会研究発表会)

2014年 IFSCC第28回 パリ大会

花弁状ケイ酸カルシウムを用いた高機能UVルースパウダーの開発<ポスター発表>

Development of Innovative High UV Protection Loose Powder with Petal Like Calcium Silicate<Poster session>

近年、化粧品の分野においてUV防御機能のある製品が求められていますが、感触とUV防御機能を兼ね備えたUVルースパウダーの開発は、技術的に難しいとされていました。当社は、高吸油性粉体である花弁状ケイ酸カルシウムを用いることで、従来困難とされていた紫外線吸収剤の高配合を実現することができ、感触にも優れたSPF50+、PA++++のルースパウダーの開発に成功しました。

2012年 IFSCC 第27回 ヨハネスブルグ大会

オイルゲルデザインフィラー製剤の開発とその保湿効果<ポスター発表>

Study on the Oil Gel Design Filler Product and its Moisturizing Effect <Poster session>

従来より水系ゲルでのデザインフィラースキンケア製剤が上市されていましたが、それらは十分な保湿性の付与が困難でした。当社では、オイルゲルのレオロジー特性の研究により、従来困難とされてきたデザイン描画が可能な透明オイルゲルの開発を進め、エモリエント特性に特化した油系デザインフィラー製剤を得る事が出来ました。

2008年  IFSCC 第25回 バルセロナ大会

上唇と下唇の色の違いに着目した新しいメイクアップ法<ポスター発表>

New Viewpoints of the Color Differences between Upper and Lower Lips
and Proposed Makeup Procedure<Poster session>

唇の色は、血流量(ヘモグロビン量)やメラニン量の影響を受け、普通、下唇の方が赤く、上唇はくすんで見えます。上下の唇の色の差により、その人の印象も大きく変わります。シアーな口紅では、唇の色が透けてしまいますが、『崩壊性マイクロチューブ状パウダー』を配合した発色性の良い口紅の使用により、上下の唇の色を一塗りで揃えることができる新しいメイク法を開発しました。

ドライバインダーを用いた3Dパウダー化粧料の開発<ポスター発表>

New "Dry Binder" for 3D Powdery Cosmetics<Poster session>

「ケイ酸カルシウム」は、医薬品の錠剤成形に配合される成分です。当社では、同成分の化粧品への応用を検討し、特定の花弁状ケイ酸カルシウムを用いる事で、複雑な表面形状(カメオのような立体のデザイン)を持ちつつ、柔らかで滑らかなプレストパウダーの開発に成功しました。

2006年  IFSCC 第24回 大阪大会

植物性オイル‐ワックス口紅の結晶学的研究に基づいた安定性の制御<ポスター発表>

Crystallographical Study of Botanical Oil-wax Structure in Lipsticks and Control of its Stability

様々な植物ワックスの中から、米ぬかの副産物から得られるワックスが植物(ボタニカル)口紅の安定化に有効であることを見い出した。

崩壊性特殊マイクロチューブの配合による高発色口紅の開発<ポスター発表>

Development of Lipsticks with Excellent Colorability by Formulating Microtubular Powder
with Controlled Collapsibility

唇塗布時の小さな力で崩壊する新規なマイクロチューブ粉体が口紅のつきと発色を向上させることを見い出した。(日鉄鉱業株式会社との共同開発)