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IFSCC 2004レポート
トピック技術情報>IFSCC2004

【発表テーマ】
遺伝的アルゴリズムを用いた革新的な紫外線遮蔽複合材料の設計と調製

近年、光フィルター粉体、フォギー効果粉体などの、シミやソバカスなどをナチュラルにカバーする化粧品原料が数多く開発されてきています。一般に、このような粉体は、粉体の材質、粉体粒子の形状、粒子の大きさなどを、様々に変化させて作製されますが、考慮しなければならない条件が複雑に絡み合うため、効果の高い粉体を開発することは困難です。
本研究では、遺伝的アルゴリズム(GA)を用いて、可視光透過性が高く、紫外線を効果的に反射する複合粉体の設計を行いました(図1)。GAとは、生物の進化の過程を真似て作られた解析手法で、考え方としては、遺伝と自然淘汰を繰り返すことによって、より優秀な個体(解)を導き出そうと言うものです。従って、考慮しなければいけない変数の組み合わせが無数に存在するときに威力を発揮する解析法のひとつです。
続いて、設計図をもとにして複合粉体を調製しましたが(図2, 3)、可視光に対する優れた透明性を維持しつつ、高い紫外線反射率を有していることが分かりました。さらに、一般に用いられている超微粒子酸化チタンにくらべて、肌上での滑り性に優れていました。これらから、この複合体が新規紫外線遮蔽顔料として有用であると期待されます。


図1 GAを用いて得られた複合粉体の設計図
図2 調製された複合粉体 図3 複合粉体の割断面
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