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トップメッセージ

株主のみなさまにおかれましては、日ごろより格別のご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。

ここに当社グループの第67期第2四半期連結累計期間の概況につきご報告申し上げます。

化粧品業界におきましては、国内では、個人消費はメイクアップ製品を中心に新型コロナウイルスの感染拡大前を未だ下回っておりますが、足元では化粧機会が増加、マスク着用も徐々に減り、消費マインドも大きく改善してきております。海外においても、化粧品需要は個人消費に支えられ回復の傾向にあります。

当社グループにおきましては、国内・海外化粧品メーカーからの受注が回復しつつあり、つくば工場第3期拡張等の設備投資によって実現した生産設備の稼働が着実に向上しつつあります。加えて国内での採用難による工数不足をまかなうための外注加工費の上昇や、原材料費や各種経費等もインフレで上昇している中、各種コスト圧縮努力を継続し収益性の維持・回復に取組み、当第2四半期連結累計期間も営業黒字を計上いたしました。

このような市場環境の中、当第2四半期連結累計期間において、売上高は前年同期比31.1%増の7,355百万円となりました。営業利益は前年同期比718.3%増の286百万円、経常利益は前年同期比934.9%増の272百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比189.3%増の217百万円となりました。

今後も、社会がウィズ/アフター・コロナに移行、正常化していく中で、化粧品需要は回復していくと思われますが、諸物価やエネルギー価格の上昇、経済の回復・正常化に伴う採用難や人件費の上昇など、引き続き経済全般の先行き不透明感は残ります。そのような経営環境下、黒字の継続と、新型コロナウイルスの感染拡大以前の業績水準への早期回復に向けて、事業基盤の再構築を最優先の課題に掲げた「中期事業戦略ビジョン(2022-2026)」の諸施策を着実に実行してまいります。当面は、化粧動向を反映した処方や生産技術の開発でお客様の要請に応え、中長期的には化粧品へのクリーン・ビューティー、SDGs等の要請に対応するなど、新しい環境での当社の強みを伸ばして業績のさらなる回復を図るべく更なる努力を重ねてまいります。

引き続き、一層のご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。

2023年11月
代表取締役社長 奥村華代

代表取締役社長

奥村華代